Chris Hein Orchestral Brass レビュー(前編)


はじめに

ユーザーレビューが全然無かったので、書いてみました。凄く良さそうなんですが、実際に使った人の感想がわからなかったので、買うのに戸惑いましたが・・・買いました(笑)

いいなと思った所と、そうでない所や感想を簡単に書いていこうと思います。

Best Service社のChris Heinシリーズに丁度一年前位に追加されたオーケストラ用のブラス音源ですね。

代理店のCrypton社にて公式デモやスペックなどがあるので、細かい事はそちらを参照して下さい。FullバージョンのCompleteと、奏法の数等を減らした値段が安いCompact版もあります。

私もデモを作ってみました。

短い・・・(笑)。数日ブログの立ち上げしていて、長いのを作る余力が無かった・・・。無いよりはいいよね!笑


特徴

まだ使ってみて間もないので、第一印象って所ですが、

いい所

  • ドライなサウンド
  • ヘッドノート機能で打ち込みが楽
  • アーティキュレーションの切り替えが自然
  • 3本づつ別個で用意されていて、セクションの収録もある

悪い所

  • チューバ・トランペットのミュートが無い
  • 定位が変わる・ノイズっぽい音が入る時がある
  • パラメーターの数値が設定しづらい

こんな所でしょうか?

それぞれもう少し詳しくレビューしていこうと思います。


ドライなサウンドで使い勝手がいい

音源内で、BodyとRoomの2つのリバーブが付いていて、それで残響をコントロールするようになっています。

BodyとRoomのそれぞれにいくつか種類が用意されています。

リバーブ有りと無しの比較を作ってみました。(画像にある音源付属のリバーブを使用)

↑は同じフレーズを Body+Room ⇒ Bodyのみ ⇒ Roomのみ ⇒ Dry の順番に鳴らしています。

Dryは本当にDryの音になりますね。なおかつリバーブが掛かると自然にwetな音になります。Bodyが優秀ですね。Roomだけだとちょっと不自然な感じですかね。

ノートヘッド・デザイナーで打ち込みが楽

公式の解説によると・・・

これはショート系(スタッカート等)のサンプルとロング系(サステイン等)のサンプルをインテリジェントにレイヤーする機能で、曲調に合わせて最適なアタック感が生むことができます。

- Sonic Wire 商品ページより -

という事ですが、

ロングノートの頭にスタッカートの音を自動で被せてくれる機能がついていて、サステイン等のアタックが弱くてフレーズが遅れて聞こえてくるのを防いでくれます。

これがまた自然で、打ち込みの手間が結構省けます。

↓全てロングノートのみで打ち込みしてみました。

長い音と短い音が交互に出てくるフレーズなんかは、音が完全に繋がっていない為レガートにならず、音源によっては意外と打ち込みが大変な時がありますが・・・

6段階全ての強さで作りましたが、ベロシティー低めの音でも遅れないですね。最弱の物は崩壊していますが。

前にずらして打ち込んだり、ロングノートの頭に、薄くスタッカートの音を被せて・・・っていう作業は必要無さそうです。

ショートノートも6種類が用意されていて、一番長いので一秒位のアタックの強い長めのショートノートもあるので、色々対応出来そうです。

アーティキュレーションの切り替えが自然

↑の画像にあるように、ロングノートの途中からビブラートを徐々に掛けたり、フラッタータンギングにしたりと自在にコントロール出来ます。

(左の数字がccの番号で、徐々にビブラートが掛かって来るといった具合になります。)

Hot Keyといって、鳴っている音の途中からフォールを入れる機能もあります。

↑は、RipとHot KeyのFall、Flutterの組み合わせです。※Ripは駆け上がりの後にすぐ音が切れるので、最後はサステインと繋げています。

後の2つのロングトーンはccで音の強弱をクロスフェード、ビブラートの混ぜ具合・スピードを徐々に切り替えている例です。

最初のやつの打ち込みはこんな感じで、白線より下がキースイッチです。

Hot KeyのFallはノートの途中にアサインしたノートを打つだけで、RIPに関しては再度音をトリガーしています。

3本づつの楽器とセクションが収録されている

これはかなり大きいですね。Divisiもいけますね。

それぞれ微妙にキャラクターの違う音になっていて、一本だけ使うっていう時でもイメージに近い物を選べます。

↓はホルンの 1 ⇒ 2 ⇒ 3 ⇒ セクション ⇒ 1+2+3 の順に鳴らした物。

セクションパッチもありますが、1+2+3をそれぞれ鳴らした方が良さそうな印象を受けました。たまたまかも知れませんが、2と3はちょっと似ているかもしれませんね。

オーケストラブラスって名前だし、欲を言えばHornは4本欲しかったですが、3本も入っているので満足です。

長くなってきたので、続きは次回にしようと思います。